カギ屋のひとりごと
徘徊とは
徘徊は、認知症による周辺症状のひとつ
徘徊は認知症高齢者によく起きる行動のひとつです。いわゆるBPSD(周辺症状)と言われるもののひとつで、認知症による記憶障害そのものではなく、記憶障害が原因となって引き起こされる行動です。認知症高齢者が突然家や施設から出て行ったり、どこかへ一人で行こうとすることを意味します。
※BPSDのことをかつては「問題行動」と呼んでいました。
これには認知症による見当識障害が大きく影響しています。
時間や場所の感覚が曖昧になり、自分がいる場所を自宅だと認識できない。自宅に帰ろうとして家を飛び出すなどの行動が「徘徊」として周囲の目に映ります。また、自分自身が置かれている状況に、何らかの恐怖や不安を感じて、安全な場所を求めてその場を飛び出すようなこともあります。
特に徘徊が頻発するのは夕方です。その理由には諸説あり、日が暮れていくことによる視界の変化からの不安や、覚醒状態が低下することで起きるなどとも言われていますが、はっきりした原因は明確になっていません。このような現象は、夕暮れ症候群と呼ばれています。
様々な理由やパターンがありますが、徘徊という行動はこのような経緯で起こります。
在宅介護を行う家族としては、突然家からいなくなり、自分では帰ってこれなくなるので、目を離すことができません。身体的な介護負担というよりも、精神的な負担感が大きく、大きな課題となっています。
そこで、認知症の高齢者とそのご家族が自宅で安心して生活できるよう、効果的な徘徊防止対策が必要となります。ここでは、大切なおじいちゃん、おばあちゃんの徘徊防止のための鍵や対策について詳しくご説明します。
玄関ドアの鍵を高齢者向けの錠前にアップグレードして外出を制限したり、室内でもキーを忘れる心配がないドアロックを設置することで、徘徊を防ぐことができます。さらに、窓やサッシに補助錠を取り付けることで、転落防止と徘徊対策が同時におこなえます。
それでは、ご紹介いたします。
1.防犯サムターンで防止する。
こちらの製品は、上下とも本来は外出時の不正解錠を防ぐための防犯機能なのですが、1つ目は、徘徊対策にも有効です。内側のツマミに専用鍵が格納されており、通常はそのまま使用して、必要な時に鍵を抜くとツマミが空回りします。
2つ目は、内側のツマミを鍵を使って施錠することで取っ手が空回りするため、深夜に徘徊してしまう方も開けることができません。鍵は徘徊する人に見つからない場所に保管しておくと良いでしょう。どちらの製品も緊急時にすぐ外に出られるように、保管場所はご家族や同居する方全員で把握しておいてください。
泥棒の手口である外から工具を使って中の鍵を開けるサムターン回し対策にも有効。また戸建て・マンション・引き戸の玄関にも取り付けられます。
■防犯サムターン
■セーフティサムターン
2.補助錠(ツーロック)で防止する。
同じく防犯機能として内鍵を脱着できるタイプの鍵があります。サムターンを取り外したり、内鍵を操作して抜いておくと室内から鍵が開けられなくなりますし、取付位置もある程度自由に決められますので、施設での徘徊防止の鍵としてもよく使われています。取り外したサムターンや鍵を徘徊する人に渡さない、見つからない場所に置いておくということを徹底すれば、鍵を内側から開けることができません。
緊急時にはしっかり避難できるように、家族間で取り外したサムターンの保管場所を統一し、使用方法も間違えないように練習するようにしましょう。
■安心錠
■セーフティリムロック
3.窓・ベランダの鍵(クレセント錠)を取替えて防止する。
玄関を対策されている方は結構多いのですが、窓やベランダに関しては対策されていないことがあります。
しかし扉の鍵が開けられなかったからと、窓を開けて外に出てしまうケースも起こっています。
マンションなどは1階にお住まいの方は要注意。一戸建ても1階部分にある窓を開けてしまい、お庭から外に出てしまうというケースが多いです。
窓やベランダからの出入りは、足を滑らしたり高さのある場所から落ちてしまうなど、認知症の方がケガをすることもありますので、窓の鍵で徘徊防止することもぜひお考えください。
また窓の鍵対策は防犯面においてもとても効果的です。
窓用・ベランダ用の鍵について、一般的にはツマミを下げると窓が開くというタイプのクレセント錠がついています。
そこで、内側から簡単に開けられないよう暗証番号式や鍵付きのものに変更することで対策することができます。
■あかないんです
■ファスナーロック
その他、扉や窓の形状、ご家族の状況により様々な商品がございますので、気になる事がございましたら、小さなことでも大丈夫です。気兼ねなくご相談・お問合わせください。
鍵のプロによる徘徊防止対策はいかがでしたでしょうか。
徘徊防止対策については、鍵の専門家に相談することが一番です。なぜなら、鍵の専門家は常日頃お年寄りのご自宅にもご訪問する機会が多く、状況やニーズに合わせて最適な対策を提案してくれるからです。
さらに、長年鍵の業務に携わっているお店は、このような対策のご相談にも数々対応してきており、現状に応じた最適な対策を提案してもらえるため、安心して徘徊防止対策を進められます。
これを機会に大切なご家族の「防止対策」をされて、安心・安全な生活を送りませんか。
皆様のお心が少しでも軽くなりますよう、お手伝いをさせていただきます。
CONTACTお問い合わせ
お見積り・現地下見・アドバイス料金はいただいておりません。
小さなことでもOKですので、どうぞご安心してお問い合わせください!
お電話は
コールセンターではなく
実際に現場へ向かう
作業員が対応!
神戸本店 対応地域
神戸市全域対応!
その他地域はご相談ください!
神戸市内全域(中央区・灘区・東灘区・須磨区・垂水区・西区・北区)
芦屋市・西宮市・伊丹市・宝塚市・明石市・加古郡・加古川市・三木市・小野市・三田市
※その他地域も出張可能です。お問合わせください。
大阪支店 対応地域
大阪店は出張サービスのみ対応です
大阪市全域・大東市・東大阪市・門真市・守口市・寝屋川市・四條畷市・交野市・枚方市・高槻市・茨木市・摂津市・吹田市・豊中市・箕面市・池田市・八尾市・柏原市・藤井寺市・松原市・北区・堺区
※その他地域も出張可能です。お問合わせください。