カギ屋のひとりごと

 

流行になりつつあるスマートロック

スマートフォンなどを使って、鍵の管理や施錠・解錠ができる「スマートロック」への関心が高まっています。

 

鍵を差し込んで回す従来のシリンダー錠に対し、「スマートロック」は電子錠の一種で、Bluetooth、Wi-Fi、NFCといった通信技術を用いて、スマートフォンなどで施錠を管理できる機器やシステムのことを指します。

 

近年はスマート家電とともに、スマートホームを構成する要素のひとつとして注目されています。

鍵の開け閉めをデジタル化することで、セキュリティの強化や見守りなどに活用できるほか、解錠から帰宅を検知して照明を自動点灯するなど、スマート家電との連携も進んでおり、便利なツールとなってきています。

 

しかし、スマートロックの導入には様々なメリットがありますが、残念ながら完全無欠の製品というわけではありません。

特に後付けスマートロックは、トラブルが多くみられます。

 

後付けスマートロックのトラブルにはいくつかの共通点があります。

以下に代表的なものをあげてみます。

 

後付けスマートロックのトラブル例

 

１．電池切れ

スマートロックは電池で動作するため、電池が切れると鍵が開かなくなることがあります。定期的な電池交換が必要です。

 

２．通信トラブル

スマートフォンとスマートロックの間のbluetoothやWi-Fi接続が不安定になると、鍵の開閉ができなくなることがあります。

 

３．オートロックによる締め出し

オートロック機能がある場合、スマートフォンやカードキーを室内に置いたまま外に出てしまうと締め出されることがあります。

 

４．取り付け不具合

スマートロックの取り付けが不適切だと、鍵が正常に動作しないことがあります。

 

５．ハッキングのリスク

Wi-Fiやbluetoothを使用するため、ハッキングのリスクも考慮する必要があります。

 

当店にご依頼があったスマートロックのトラブル例

 

■実例１．

ご依頼内容：鍵が開かなくなったから開けに来て欲しい。

 

状況：２年前に呼んだ鍵業者に勧められて取り付けたスマートロックが少し外にでた時に自動施錠してしまい、さらに電池切れで動かなくなった様子

 

解決方法：２階のベランダの窓の鍵（クレセント錠）を開錠して内側から玄関を開けて終了

 

■実例２．

ご依頼内容：鍵がスマートフォンで操作できなくなったので、開けて欲しい。

 

状況：依頼者が自分で取り付けしたスマートロック（かぶせタイプ）が固まってしまい通常キーでも正常動作しなくなってしまった様子

 

解決方法：シリンダー錠と内側サムターンを破錠（壊し）解錠して終了

 

■実例３．

ご依頼内容：マンションの玄関につけているスマートロックが動かなくなったので、開けに来て欲しい。

 

状況：依頼者が自分で取り付けしたスマートロック（かぶせタイプ）が取り付け状態が悪く、動作しなくなっている様子

 

解決方法：シリンダー錠を破錠（壊し）解錠して、スマートロックを外して終了

 

スマートロックのトラブルを防ぐために

これらのトラブルを防ぐためには、定期的なメンテナンスや、信頼性の高い製品を選ぶことが重要です。

また、万が一のトラブルに備えて、サポート体制が整っているメーカーの製品を選ぶと安心です。

 

‘‘防犯”のことは「プロ」にお任せくだい

カギはご家族の命や財産を守るため、防犯面でも特に重要な部分です。

 

当店が推奨する電子錠は、高精度・高耐久性で数種類（鍵穴・テンキー・専用カードetc.）の解錠機能が付帯されていますので、安心してご依頼ください。

 

もちろん当店が責任をもって取付工事までおこないます。万一トラブルが起きた場合でもすぐに駆けつけいたしますのでアフターフォローについても安心していただけます。